JTTMAコラム

立ち方も変わる!!??脚の疲れを取る膝下へのアプローチ!!【タイ古式マッサージ】


こんにちは!JTTMAの小澤です。

今回は、脚の疲れに悩むお客様に対する効果的なアプローチ方法についてお話しします。

脚の疲れを訴えるお客様には、リフレクソロジーや足裏・ツボにアプローチすることもありますが、実は根本的な原因は「足のアーチの崩れ」にあることがほとんどです。足裏には内側アーチ、外側アーチ、横アーチの3つが存在し、これらがしっかりと機能することで、私たちは疲れにくい立ち方・歩き方ができるのです。


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脚の疲れへのアプローチ方法

アーチを支える下腿の筋肉が鍵

足のアーチを作っている筋肉は、実は下腿(膝から下)に存在します。足裏の土踏まずを支えているのは、足裏だけの筋肉ではなく、ふくらはぎやすねの筋肉なのです。これらの筋肉が腱となって足首を越え、足底まで伸びてアーチを引き上げています。

しかし、長時間の立ち仕事や歩行、運動不足などにより、これらの筋肉が硬くなりすぎると問題が生じます。硬直した筋肉は本来の柔軟性を失い、アーチを持ち上げる力が弱まってしまいます。その結果、アーチが潰れて偏平足のような状態になり、衝撃吸収能力が低下して疲れやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

今回注目すべき筋肉は次の3つです:

・長腓骨筋:外側アーチと横アーチを支える
・前脛骨筋:内側アーチを引き上げる
・後脛骨筋:内側アーチの要となる筋肉

これらの筋肉をバランスよくリリースすることで、3つのアーチ(内側・外側・横)すべてにアプローチでき、足本来の機能を回復させることができます。

長腓骨筋へのアプローチ法

長腓骨筋は腓骨の上部から始まり、くるぶしの後ろを通って足裏を横切り、親指側の内側楔状骨と第1中足骨の方に伸びてきます。一方、後脛骨筋は内くるぶしを通って足裏から第4中足骨に走っています。驚くべきことに、これらの筋肉は足裏でX字状にクロスし、まるでハンモックのように下から支えることでアーチを形成しているのです。この絶妙な構造が、私たちの体重を効率的に分散させる仕組みとなっています。

施術方法:

  1. お客様の足の間に入り、膝を軽く屈曲させます
  2. 股関節を内側に回すと、筋肉が上を向いて施術しやすくなります
  3. 上腕または肘を使い、腓骨頭から下に向かって筋肉をリリースします

前脛骨筋の重要性と施術法

前脛骨筋は長腓骨筋より脛骨寄りに位置し、脛骨に広範囲に付着している強力な筋肉です。この筋肉は足の背屈(つま先を上に向ける動き)にも深く関与するため、足首が硬い方や、歩行時につまずきやすい方には特に重要です。また、内側アーチを引き上げる主要な筋肉でもあります。

施術のポイント:

・脛骨ギリギリに肘を当て、骨から剥がすようにアプローチ
・起始部(下腿前側)から停止部(内側楔状骨・第1中足骨)を意識して施術

後脛骨筋へのアプローチ

後脛骨筋は下腿深層にある筋肉で、内側アーチの要となります。下腿内側の下1/3あたりに痛みや張りが出やすく、扁平足の方では特に硬くなりやすい筋肉です。深層にあるため、施術時は外側からアプローチすると効果的に圧が届きます。

テクニックのポイント:

・親指を停止部に置いたまま、起始部からアプローチ
・両足を同じように施術することで、左右のバランスを整える

施術効果の確認方法

3つの筋肉をすべてリリースした後、お客様に立っていただくと、多くの方が「足裏がぴったりと床に吸い付く感じ」「土踏まずがしっかりできている」といった変化を実感されます。これは崩れていたアーチが本来の高さと弾力性を取り戻し、正しい重心バランスで立てるようになった証拠です。

まとめ

脚の疲れの根本原因である「アーチの崩れ」は、下腿の筋肉(長腓骨筋、前脛骨筋、後脛骨筋)をリリースすることで改善できます。解剖学的知識と施術技術を結びつけることで、お客様の悩みに的確にアプローチすることが可能になります。

立ち方が変わり、疲れにくい体づくりをサポートできる。これは単なるマッサージではなく、解剖学に基づいた根本的なアプローチだからこそ実現できる、真の効果です。

 


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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

 

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