JTTMAコラム

回転を使う!手技のレベルが上がる身体の使い方!


こんにちは、JTTMAの小澤です。

今日は、セラピストの皆さんにとって永遠のテーマでもある「身体の使い方」についてお話ししたいと思います。施術中に体が辛くなってしまう、手や腕が痛くなってしまうという悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回は、そんな悩みを解決する一つのヒントとして、「身体の回旋を使った効果的な施術方法」をご紹介します。この方法をマスターすれば、他の施術にも応用でき、より楽で効果的な手技が可能になります。


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セラピストが覚えるべき身体の使い方

セラピストが陥りがちな身体の使い方の問題

多くのセラピストが股関節のストレッチを行う際、手や腕の力だけで関節を動かそうとしがちです。
例えば、お客様の股関節を回したい時に、持っている手や支えている手の動きだけに頼ってしまうことがよくあります。

この方法では、肘が浮いてしまい、手や腕に過度な負担がかかってしまいます。結果として、セラピスト自身の疲労が蓄積し、長時間の施術が困難になってしまうのです。

効果的な身体の使い方:回旋を活用する方法

基本的なポジショニング

まず、お客様の踵の下にご自身の手を入れて支える際は、前腕を自分の膝や腿の上に乗せてください。これだけでも手への負荷は大幅に軽減されます。

体幹の回旋を使った施術

ここからが重要なポイントです。手でお客様の関節を動かそうとするのではなく、自分の体幹の向きを変えることで施術を行います。

具体的には、時計の12時の位置にいる自分を2時の位置から11時や10時の位置に回転させるイメージで、胸の骨を回すのです。この動作により、結果的にお客様の股関節が自然に回ってくることになります。

前後の動きとの組み合わせ

股関節をさらに屈曲させたい場合は、回旋動作に加えて股関節の前後の動きを組み合わせます。この「ひねり」と「前後の動き」を上手に使い分けることで、より効果的な施術が可能になります。

この方法のメリット

セラピスト自身への効果

  • 身体への負担軽減: 無駄な力みが出ないため、長時間の施術でも疲れにくくなります
  • 指先の自由度向上: 力んでいない状態のため、細かな調整が可能になります
  • 施術の安定性: 体幹を使うことで、より安定した施術が提供できます

お客様への効果

  • 力みの伝達防止: セラピストの無駄な力みがお客様に伝わりにくくなります
  • 自然な関節可動: 体幹の動きを使うことで、より自然で心地よい関節の動きを提供できます

解剖学的理解の重要性

このような身体の使い方を効果的に行うためには、解剖学的な知識が非常に重要です。股関節の構造を理解していれば、その関節を動かすために自分の身体をどこに持っていけば良いかが自然に分かるようになります。

解剖学の知識は、単に理論を学ぶだけでなく、実際の施術における身体の使い方に直結する実践的なスキルなのです。

 

応用のヒント

今回は股関節の回旋動作を例にお話ししましたが、この考え方は他の関節や施術にも応用できます。

  • 手先ではなく体幹を使う
  • 股関節の動きを活用する
  • 前後の動きとひねりを組み合わせる

これらの原則を意識して練習することで、様々な施術でこのような身体の使い方ができるようになります。

 

まとめ

効果的な施術のためには、手や腕の力に頼るのではなく、体幹の回旋や股関節の動きを上手に活用することが大切です。この方法をマスターすることで、セラピスト自身の身体への負担を軽減しながら、お客様により質の高い施術を提供することができるようになります。

解剖学的な知識と実践的な身体の使い方を組み合わせることで、より自信を持った施術が可能になるでしょう。


JTTMAでは、このような解剖学的根拠に基づいた効果的な施術方法を体系的にお伝えしています。

タイ古式マッサージの伝統的な技術に現代の解剖学的知識を組み合わせることで、より確実で効果的な施術を提供できるセラピストを育成しています。

 

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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

 

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