JTTMAコラム

タイ古式マッサージ王道施術の身体の使い方


こんにちは、JTTMAの小澤です。

今日は、タイ古式マッサージの施術の中で最後の方に行う「ソラシックローテーション」(胸椎を改善させる身体をねじる施術)について、効果的な身体の使い方をお話しします。

先日の練習会でもお話しさせていただいたのですが、多くのセラピストの方が頑張りすぎてしまっているように感じます。もう少し脚の位置や身体の使い方を工夫することで、セラピスト自身も楽になり、お客様にもより心地よい施術を提供できるようになります。

 

動画も併せてご覧ください!

 

ソラシックローテーション 身体の使い方【解説】

よくある施術の問題点

ソラシックローテーションでは、お客様に手を頭の後ろで組んでいただき、少し丸まっていただいた状態から、手と脚を乗せながら身体をひねる動作を行います。

しかし、この時によく見られる問題があります:

  • 手の部分をぐっと握ってしまう
  • お客様に力を入れさせてしまう
  • セラピスト自身が無理な姿勢で施術している

正しい手の支え方

お客様にはなるべく力を抜いてもらいたいので、手の位置の支え方が重要になります。

手の部分をぐっと握るのではなく、軽く添えるだけにします。そして、脇の方をしっかりと前腕で支えてあげることがポイントです。反対側の脚については、お客様の身体が浮いてこないようにしっかりと伸ばして支えます。

脚の位置が施術効果を左右する

支えている脚の位置によって、施術の効果が大きく変わってきます。

NGな位置:遠くに脚を置く場合 脚が遠い位置にあると、自分の中心からお客様までの距離が離れてしまいます。これにより前方に引っ張られる力が大きくなり、セラピスト自身がどんどんしんどくなってしまいます。

正しい位置:近くに脚を置く場合 お客様の後ろに近づいたポジションで行うと、自分の中心からお客様の身体までの距離が離れません。お客様をねじった時の距離も近くなり、その分楽に施術できます。

女性セラピストへの配慮

女性セラピストの方で、お客様に近づくことに抵抗を感じる場合は、クッションを間に挟むことで不快感を解消できます。

体幹を使った効果的なアプローチ方法

最も重要なポイントは、手先でコントロールするのではなく、自分の身体の動きでお客様をコントロールすることです。

お客様をロックしたら、自分の胸骨(胸の骨)の向きを変えていく気持ちでお客様を動かします。手で振り回すのではなく、自分の身体で「くるん」と回すだけという感覚です。

この違いにより、お客様のリラックス具合が大きく変わってきます。

練習のポイント

以下の要素を変えながら、どれが一番心地良いかを確認してみてください:

  • 脚の位置
  • 手で支えるか、前腕で支えるか
  • 自分の身体の使い方

こういった身体の使い方の違いによって、お客様の筋肉の緩み方も変わってきます。

まとめ

ソラシックローテーションを効果的に行うためには:

  • 手は軽く添えるだけ、前腕でしっかり支える
  • お客様の近くにポジションを取る
  • 手先ではなく体幹を使って動かす
  • お客様にリラックスしてもらうことを最優先にする

これらのポイントを意識することで、セラピスト自身の負担を減らしながら、お客様により質の高い施術を提供できるようになります。

 


JTTMAでは、このような解剖学的根拠に基づいた効果的な施術方法を体系的にお伝えしています。

タイ古式マッサージの伝統的な技術に現代の解剖学的知識を組み合わせることで、より確実で効果的な施術を提供できるセラピストを育成しています。

 

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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

 

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