【脊柱管狭窄症編】セラピスト必見!安全な施術のために絶対押さえるべきポイント
こんにちは、JTTMAの小澤です。
今日は施術中に気をつけた方がいいポイントについてお伝えしていきたいと思います。
皆さん、普段施術をしている中で、例えばお客様が施術終わった後に「腰が実は痛くなってしまった」みたいなことを言われたことってないでしょうか。
これ、色々なお客様がいらっしゃる中で、どのような方がそうなってしまうのかっていうのは調べていってあげる必要はあると思うのですが、例えばJTTMAの受講生の中でも、上から腰を押されるような施術をされた後、腰痛だったり腰が重だるくて歩きにくくなってしまったりとかする方っていうのはたくさんいらっしゃるんですよね。
原因が何かというのはもちろん解剖学的に色々ありますけれども、まずマニュアルで施術をしている方や、お店でルールがあってその施術をしている方もたくさんいらっしゃると思います。
その時に、何を気をつけなければいけないのか、どういうお客様だったら特に気をつけなければいけないのかというお話をしていきたいと思います。
こちらの動画を参考にしてください。
特に配慮が必要なクライアントの特徴
以下のようなクライアントには、特別な配慮が必要です。
まず、猫背が固まってしまって自力で伸ばせないようなクライアントです。このような方に上から強い圧を無理にかけてしまうと、普段動かないところを無理に動かされることで痛みが出てしまうことがあります。
そして最も注意が必要なのが、脊柱管狭窄症と診断を受けている方です。この診断を受けていなくても、「腰を反ると詰まる」「違和感を感じる」といった症状を訴える方も同様に注意が必要です。
なぜ上からの圧が問題になるのか
反り腰のクライアントを例に考えてみましょう。
反り腰の方は、腰回りの筋肉が硬いことが多いですよね。特に脊柱起立筋の腰部分が硬くなっています。そこで、タイ古式マッサージでよくあるように、上から圧をかけてリリースしてあげたいと考えます。
確かに、硬くなった脊柱起立筋を緩めたいという目的自体は正しいのです。
しかし、ここに大きな問題があります。
上から圧をかけると、腰椎(背骨)に対する物理的なストレスは伸展方向、つまり腰を反る方向へのストレスになってしまうのです。上から押せば、骨は反る方向に押されてしまいます。
つまり、脊柱起立筋を緩めたいという目的に対して、腰の骨には負担をかけてしまうという矛盾が生じてしまうのです。脊柱管狭窄症のクライアントにとって、この伸展方向への圧は症状を悪化させる可能性があります。
安全に施術するための具体的な対処法
では、どうすればいいのでしょうか。
1つの対策として、例えばタオルやクッションをお腹の下に入れてあげることが挙げられます。
クライアントの状態を事前に把握していれば、最初からこのアプローチを選択することができますよね。施術前に「お腹の下にクッションを入れさせていただいてもよろしいですか」と一声かけて準備します。
こうすることで、腰椎が丸まったポジションになります。この状態で上から圧をかけてあげれば、腰椎に対する伸展のストレスをかけずに施術することができるのです。
問診の際に「腰を反ると痛みがありますか?」「脊柱管狭窄症と診断されたことはありますか?」といった質問を加えることで、より安全な施術を提供することができます。
まとめ
施術において「やってはいけないこと」を事前に知っておくことは、セラピストとして非常に重要です。
今日お伝えしたポイントをまとめると以下の通りです:
・脊柱管狭窄症や「腰を反ると痛い」というクライアントには、上からの圧による伸展方向のストレスに注意する
・反り腰で脊柱起立筋が硬い場合でも、上からの圧は腰椎に負担をかける可能性がある
・お腹の下にタオルやクッションを入れることで、腰椎を丸めたポジションで安全に施術できる
・事前の問診でクライアントの状態を把握し、適切な施術方法を選択する
こういった知識を持っていることで、クライアントの状態に合わせて施術を変えることができるようになります。安全で効果的な施術を提供するために、ぜひこのポイントを覚えておいてください。
JTTMAでは、今回のような禁忌に関する情報や、痛みを感じているクライアントへの適切な対応方法など、現場で役立つ実践的な知識をお伝えしています。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

