足首を動かす!前脛骨筋はタイ古式マッサージに必須!!??
こんにちは!JTTMAの小澤です。
今日は、タイ古式マッサージを行う上で絶対に知っておいていただきたい筋肉について、実践的な施術方法と合わせてご説明したいと思います。
特に「脚の浮腫み」や「足の疲れ」を訴えるお客様に対して、効果的なアプローチができるようになる重要な内容です。
動画も併せてご覧ください!
必ず覚えた方がいい解剖学・施術
なぜ前脛骨筋が重要なのか?
脚が浮腫んでいる、足が疲れているというお客様に対して、多くのセラピストはふくらはぎの施術に集中しがちです。しかし、ふくらはぎを施術してもなかなか足首の動きが改善されない、むくみが解消されないというケースを経験されたことはありませんか?
そのような場合、前脛骨筋という筋肉にアプローチすることが、足関節の動きを改善する重要なヒントになります。
前脛骨筋の特徴と働き
前脛骨筋は脛の前面外側に位置する筋肉で、足首を背屈(つま先を上に向ける動き)させる働きがあります。しかし、この筋肉には興味深い二面性があります。
背屈させるための筋肉でありながら、硬くなりすぎると関節内の組織の問題により、逆に背屈を邪魔してしまうことがあるのです。つまり、背屈を促進する筋肉でもあり、背屈を阻害する筋肉でもあるという複雑な特性を持っています。
前脛骨筋を解剖学的に見てみよう
前脛骨筋は脛骨の外側、膝下の外側部分に広く付着しています。この広い起始部を持つ筋肉は、しっかりと揉みほぐしが必要な筋肉です。
筋肉は足首の前を通って内側に走り、楔状骨や第一中足骨(親指の根元)に付着します。内くるぶしの斜め下にある舟状骨よりも親指側に付着している筋肉です。
前脛骨筋のもう一つの重要な役割は、土踏まずを作るための筋肉でもあることです。そのため、ストレッチを行う際は足先を伸ばしながら土踏まずをつぶすように動かすことで、効果的にストレッチできます。
実際の施術方法
基本的なアプローチ
お客様のふくらはぎをストレッチしながら、股関節を内転・内旋(内側に倒して内側に捻る)の2つの動作を組み合わせます。
従来よくある足首を持った状態での施術も悪くありませんが、解剖学的に考えると足首は内側に捻りやすい構造になっており、捻挫癖で内側に倒れがちな方も多いため、足首部分は無理に押し続けず、フリーな状態で支える程度にとどめることが重要です。
効果的な圧のかけ方
自分で頑張って押すのではなく、適切なポジションを取って膝上の部分と手の部分で挟むようなイメージを持ちながら、前方に体重をかけていきます。これにより、自然と前脛骨筋に適切な圧をかけることができます。
ストレッチとリリースの同時アプローチ
さらに効果を高めたい場合は、足の裏から手を回し、舟状骨よりも親指側に手を入れながら、底屈と土踏まずをつぶす動きを組み合わせます。これによりストレッチポジションを作ることができます。
ただし、この方法はお客様が痛みを感じやすいため、無理のない範囲で行うことが大切です。
手技のバリエーション
前脛骨筋へのアプローチは、様々な手技のバリエーションが可能です:
・手の平を使った施術
・手根(手の根元)を使った施術
・前腕を使った施術
・ストレッチを組み合わせた施術
これらの選択肢を使い分けることで、お客様の状態に応じた最適な施術を提供できるようになります。
タイ古式マッサージの基本技術として
前脛骨筋へのアプローチは、タイ古式マッサージの王道的な施術の一つです。この技術を身につけることで、今後様々な手技を学んでいく際の基礎となり、施術の引き出しが大幅に増加します。
解剖学的に効果が期待できる根拠のある施術を行うことで、お客様により満足していただける施術を提供できるようになります。
まとめ
前脛骨筋へのアプローチは、足首の動きを改善し、脚の浮腫みや疲れに効果的にアプローチできる重要な技術です。この筋肉の二面性を理解し、適切な手技でアプローチすることで、従来のふくらはぎ中心の施術では得られなかった効果を実感していただけるはずです。
JTTMAでは、このような解剖学的根拠に基づいた効果的な施術方法を体系的にお伝えしています。
タイ古式マッサージの伝統的な技術に現代の解剖学的知識を組み合わせることで、より確実で効果的な施術を提供できるセラピストを育成しています。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!