解剖学の施術への活かし方!
こんにちは、JTTMAの小澤です。
今日は、JTTMAによく寄せられる質問についてお話ししたいと思います。
「この10年間、感覚だけでずっと施術してきました」「色々なスクールに通ったんだけど、結局何が身に付いたのか分からないんです」といったお悩みを抱える方が非常に多いのが現状です。
特に今回は、解剖学の知識を実際の施術にどう活かすかという点に焦点を当て、具体的な例として「なぜ股関節や足関節へのアプローチが重要なのか」その理論的根拠をお伝えします。さらに、施術中の観察ポイントや、筋肉の機能と関節の動きを結びつけて考える方法についても詳しく解説していきます。
動画も併せてご覧ください!
学んだ解剖学や施術 どう活かせばいい?
解剖学を学んでも施術に活かせない理由
様々な方がいらっしゃるので一言では説明できませんが、例えば過去に色々なスクールに通って解剖学の勉強もしたけれど、それが施術と結び付いていない。「何のために勉強したんだろう」という状態になってしまっている方がたくさんいらっしゃいます。
解剖学を勉強したことがある方であれば、「股関節周りをしっかり動かした方がいい」「足首も柔らかく関節の可動域を動かした方がいい」といったことを教わってきたと思います。
しかし、なぜ股関節なのか、なぜ足関節なのかという理由の説明がはっきりしていないことが多いのです。
ジョイントバイジョイント理論で理解する施術の根拠
タイ古式マッサージの施術を考えても、股関節や足首、足関節へのアプローチが非常に多く含まれています。膝ももちろんありますが、明らかにこの2つの関節や肩に対しての動きを出すものが多いのです。
この理由を裏付ける理論の一つとして、ジョイントバイジョイント理論(JBJT理論)があります。この理論では、関節を以下の2つに分類しています:
- 安定した状態でしっかり動いた方がいい関節
- 積極的には動かしすぎない方がいい関節
各関節の特性を理解する
例えば膝関節は、構造上そもそもそれほど多方向に動く関節ではありません。
一方、足関節(距腿関節と距骨下関節という2つの関節)は、この2つの関節がセットで動くことで、底背屈の動きをしっかりと動かした方がいい関節です。
股関節も自由度が高い関節になるので、しっかりと動かした方がいい関節に分類されます。ただし、不安定だったらいいというわけではありません。安定した状態で積極的に動かすことが重要なのです。
セラピストとして意識すべきバランス
私たちセラピストとしては、「施術しすぎ」も良くありません。柔らかくしすぎて安定感がなくなってしまうのも問題ですし、硬すぎて動かないのも問題です。
このような理論的背景があるからこそ、股関節や足関節へのアプローチが多くなってくるのです。
実際の施術での観察と分析
こうした理論を踏まえて、実際の施術では以下のような観察を行います:
股関節の動きを見る際、一方の足を曲げていくのは全然問題ないけれど、反対側の脚がついてきてしまう場合があります。これは、反対脚の大腿前面が硬い可能性を示唆しています。
このように関節の動きを観察しながら、「柔らかいけどこちらはどうだろう?」という見極めを行います。そして「こちらがついてきたということは、どの筋肉が硬くなっているのだろう?」と分析していくのです。
施術と解剖学を結びつける学習法
施術の動かし方と筋肉の機能、解剖学、関節の構造などをしっかり勉強しながら、今まで学んできたことを整理していくと、過去に勉強してきたことが「あ、そういうことだったんだ!」と結びつく瞬間が必ず来ます。
このようなことを意識しながら勉強していくと、今までの自分が勉強してきたことや行っている施術が結び付いて、ようやく腑に落ちる瞬間を体験できるでしょう。
まとめ
感覚だけの施術から脱却し、根拠のある施術を提供するためには:
- 解剖学的知識と施術技術を結びつけること
- ジョイントバイジョイント理論などの理論的裏付けを理解すること
- 各関節の特性を把握し、適切なアプローチを選択すること
- 施術中の観察力を養い、筋肉の機能と関連付けて分析すること
これらのポイントを意識することで、今まで学んできた知識が統合され、自信を持った施術が可能になります。
JTTMAでは、このような解剖学的根拠に基づいた効果的な施術方法を体系的にお伝えしています。
タイ古式マッサージの伝統的な技術に現代の解剖学的知識を組み合わせることで、より確実で効果的な施術を提供できるセラピストを育成しています。
🎁 公式LINE限定特典のご案内
JTTMAの公式LINEにお友達追加していただくと、以下の4つの限定特典を受け取ることができます:
✅ 特典1: 教材の一部をプレゼント
✅ 特典2: 希望者には個別相談を実施
✅ 特典3: 無料動画2本を視聴可能
✅ 特典4: 無料セミナーの参加資格をプレゼント
公式LINEにお友達登録をしていただき、目の前のお客様のお悩みをより効果的に解決できるセラピストを目指して、一緒に成長していきましょう。
公式LINE登録は[こちら]から。
それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!