JTTMAコラム

【施術方法】座位でのガチガチ背中の緩め方


こんにちは、JTTMAの小澤です。

今日は、背中の真ん中あたり、胸椎部分がガチガチになっているクライアントにどのようなアプローチができるのか、お話ししていきます。

背中の施術には様々なアプローチ方法がありますが、深層の筋肉にしっかりと圧を届けるためには、少し工夫が必要です。

 

こちらの動画を参考にしてください。

背中の筋肉の構造を理解する

背中の筋肉を層で考えると、表層にあるのが僧帽筋や広背筋です。その次の層に後鋸筋という筋肉があり、さらに深いところに脊柱起立筋があります。

施術をしていると、どうしても広背筋などの表層筋にアプローチしがちになってしまいます。この奥にどう入れていくかが、ひとつのポイントになります。

深層筋にアプローチする原理

うつ伏せの状態で背中を押していくことは、もちろん大事な施術です。これは一般的な施術でもよく行われていますね。

しかし、深い筋肉に圧を入れるためには、重要な原理があります。それは「筋肉をたわんでいるポジションに持っていく」ということです。

例えば、脊柱起立筋に圧を入れたいと思ったとき、僧帽筋や広背筋をたわませ、かつ脊柱起立筋もたわませるという状態を作ります。

座位でのアプローチ方法

では、それをどうやって実現するのか。タイ古式マッサージの施術の中に、クライアントが座位でセラピストが後ろから両手を引っ張り、背中を脚で押して伸ばす施術がありますよね。

このようなポジションを作ると、背骨は反る方向に向かいます。これをクライアント自身でやるのではなく、セラピスト側が誘導してクライアントが脱力しているポジションを作ってあげれば、奥の筋肉をたわませることでアプローチしやすくなります。

クライアントに力を入れさせない工夫

では、どうしたらクライアントが頑張らずに済むのでしょうか。

クライアントは後ろに猫背になりたくないので、背中を持ち上げようと頑張ってしまいます。そこで、まず片足で仙骨を持ち上げる方向に誘導してあげます。これをするだけで、背中の筋肉はかなり緩みます。

この状態で、クライアントの肩甲骨の下あたり、下角(かかく)と言われる最下部のところに足を置きます。この状態で寄りかかってもらう方向にクライアントを誘導しながら支え、自分の圧をかけていきます。

この形でいくと、クライアントの深いところに圧を入れることができます。

回旋のコントロール

例えば、右足で右の脊柱起立筋を押すと、身体が左に回ってしまいます。

その時に使いたいのが、腕の部分です。左に回ってしまうのであれば、右に回旋させる方向に持ってきてあげればいい。押しつつ引いてあげる。

こういう方向でコントロールしていくと、クライアントの背中の深いところにしっかりと圧が届きます。

表層筋へのアプローチとの使い分け

逆に、表層の浅い筋肉にアプローチしたい場合は、筋肉を突っ張っている状態で持っていってあげます。つまり、背中のストレッチポジションで圧をかけると、浅いところにアプローチしやすくなります。

このように、たわませるポジションとストレッチポジションをうまくコントロールしながら、クライアントの背中のどこがガチガチになっているのかを把握することができれば、施術パターンでいくらでもほぐせるようになります。

まとめ

座位でガチガチの背中をほぐすには、深層筋と表層筋の違いを理解し、それぞれにアプローチするための身体のポジショニングが重要です。

深層筋には「たわませるポジション」、表層筋には「ストレッチポジション」を使い分けることで、効果的に筋肉をほぐすことができます。

セラピスト側がしっかりとクライアントの身体をコントロールし、脱力した状態を作ってあげることで、深い圧を安全に届けることができるのです。

ぜひこのたわませるポジションでの施術を試してみてください。


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このような解剖学を考えた施術アプローチについて、JTTMAのスクールではさらに詳しくお伝えしています。

 

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