【ハムストリングス施術】 坐骨起始部に届くアプローチ方法|大殿筋を避けて狙う技術解説
こんにちは、JTTMAの小澤です。
「もも裏をしっかり押しているはずなのに、なぜか根元まで届いている感じがしない…」
そう感じたことはありませんか?ハムストリングスの施術において、起始部である坐骨結節へのアプローチは、多くのセラピストが悩むポイントのひとつです。
今回は、大殿筋を上手に避けながら坐骨結節にしっかり届けるための技術を、解剖学的な根拠とともに解説していきます。
こちらの動画を参考にしてください。
ハムストリングスの起始部を理解する
ハムストリングスは、坐骨結節を起始として膝関節をまたぎ、下腿に停止する筋群です。「坐骨結節に起始する股関節伸展筋群」と定義されるように、股関節を伸展させる働きを持っています。裏を返せば、股関節を屈曲させる動作のときに伸張される筋肉でもあります。
起始部である坐骨結節は、坐骨の底面・先端側に位置しています。ここに的確にアプローチできるかどうかが、ハムストリングス施術の質を大きく左右します。
大殿筋が「壁」になるという解剖学的事実
坐骨結節の真上には、大殿筋が覆いかぶさるように走行しています。大殿筋は内側から外下方へ、大腿骨の臀筋粗面に向かって伸びる大きな筋肉です。
そのため、坐骨結節に向かってまっすぐ圧をかけようとすると、大殿筋がどうしても間に入ってしまい、深部への到達が妨げられるケースがあります。これが「押しているのに届いていない感覚」の主な原因のひとつです。
大殿筋を避けて坐骨に届けるアプローチの手順
大殿筋の走行を考えると、それを避けるには「内側から入っていく」動線が有効です。膝を使って内側からアプローチし、そこから坐骨方向にアクセスすることで、大殿筋を押しのけずに坐骨結節を捉えることができます。
仰向けでのアプローチを例にとると、以下のような流れになります。
まず、クライアントの膝を軽く立てた状態(たわませた状態)をつくります。次に、外側から膝を坐骨のあたりにそっと置きます。そのまま股関節を内転・内旋方向に誘導してあげると、殿筋が外側に押し出されるような動きが起きます。この状態で膝を坐骨に当てると、大殿筋に邪魔されることなく坐骨結節をしっかりと触れることができます。
ただまっすぐ体重をかけるだけでも当然触れますが、この関節誘導のひと工夫を加えることで、圧の深い入り感が明らかに変わります。
「坐骨を捉える感覚」を身体で覚える
坐骨の位置は個人差が大きく、男性では比較的内側に、女性では外側に位置しやすい傾向があります。クライアントごとに確認しながら施術することが大切です。
まずは膝で坐骨をしっかりと捉える感覚を丁寧に身につけること。そこから大殿筋を避けつつアプローチを持ってくること。この二つのステップを意識するだけで、ハムストリングスの根元部分への到達感が変わってきます。
実際に施術しながら、「自分の膝がどこを触れているか」「クライアントの受け感はどうか」を確認しながら繰り返すことが、現場で使える技術へと昇華させる近道です。
まとめ
ハムストリングス起始部へのアプローチで大切なのは、大殿筋の解剖学的走行を理解し、それを避けるための関節誘導を活用することです。股関節の内転・内旋方向への誘導によって殿筋を外に逃がし、内側から膝を坐骨結節に届ける。このひと工夫が、施術の深度と精度を大きく引き上げます。
筋肉の起始・停止や走行を把握したうえで、関節の持っていき方を組み合わせる。解剖学に基づいた施術の面白さは、まさにここにあると思っています。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
