【肩こり解剖学】 タイ古式マッサージで行う肩アプローチを徹底解説
こんにちは、JTTMAの小澤です。
「肩こりに効果があります」と言いながら、なぜ効果があるのかを説明できないまま施術を続けていませんか?
タイ古式マッサージで横向きのクライアントに行う、あの首・肩周りへのアプローチ。手を置いて引っ張りながら押し込む、あの手技です。クライアントから「かなり楽になりました」という声をよくいただく施術ですが、今日はその解剖学的な根拠をしっかり掘り下げていきます。
手技の理由が分かると、施術の精度はまったく別物になります。
こちらの動画を参考にしてください。
なぜこのアプローチで肩こりが楽になるのか?
横向きに寝ているクライアントの肩を下げながら、首の付け根に手を置いて引っ張り込む。この動作で伸びている筋肉は、主に以下の3つです。
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 菱形筋・小菱形筋
この手技では「肩甲骨を下げながら頭部を固定する」という力学が働いているため、肩甲骨を引き上げる方向に作用するこれらの筋肉が伸張されます。慢性的な肩こりを抱えているクライアントの多くは、この筋群が過緊張を起こしていることが多い。だからこそ、ピンポイントに楽になる実感が生まれやすいんです。
僧帽筋と肩甲挙筋の走行を理解する
この手技を深めるために、まず2つの筋肉の起始・停止を整理しておきましょう。
僧帽筋は後頭部の最も突出した骨(外後頭隆起)から始まり、肩甲骨と鎖骨に停止します。首から背中にかけて広く覆うため、手を置く位置によってアプローチできる部位が変わります。
肩甲挙筋は頸椎の1番から4番にかけて起始し、肩甲骨の上角に停止します。文字通り、肩甲骨を「挙上(持ち上げる)」方向に作用する筋肉です。
この走行を頭に入れておくと、「首のどのレベルに手を置くか」が変わってきます。後頭部寄りでは僧帽筋をメインに狙い、頸椎1番→2番→3番→4番と順番に降りていくことで肩甲挙筋の起始に沿ってアプローチできます。ひとつの手技の中で手の位置を動かしながら、複数の部位を丁寧にケアできるのが、この施術の奥深さです。
手の置き位置で変わる、伸びる筋肉
同じ手技でも、クライアントの頭部がわずかに上を向くか下を向くかによって、伸長される筋肉の組成は変わります。
- 上を向く方向(伸展方向) に頭が動く場合:後頭下筋群や僧帽筋上部に負荷がかかりやすい
- 下を向く方向(屈曲方向) に頭が動く場合:頸椎伸筋群や肩甲挙筋がより引き伸ばされやすい
なお、僧帽筋も肩甲挙筋も頸部の回旋(頭を回す動作)にも関与しています。横向き施術では回旋方向へのアプローチは難しいですが、解剖学の理解が深まると「なぜこの角度でストレッチをかけるのか」という判断がセラピストの身体の中で自然に生まれてくるようになります。
解剖学を知ると、施術への自信が変わる
タイ古式マッサージはフロー(流れ)で行う施術です。この手技単体で「楽になった」という結果が出ることも十分ありますが、実際の現場では数多くの手技を組み合わせた上でクライアントが変化を実感するケースがほとんどです。
ただ、練習の場でこの手技だけを繰り返しても、実感として「効いている」と感じやすい施術であることは確かです。それは偶然ではなく、解剖学的に理由があるからです。
僧帽筋・肩甲挙筋の起始・停止・走行を理解している状態で手技を行うこととただ手を置いて引くことの間には、大きな差があります。根拠を持って施術できるようになると、クライアントへの説明力も、手技の精度も、そして自分自身への自信も、すべてが変わってきます。
まとめ
今日のポイントをまとめます。
- 横向きで行う首・肩へのアプローチは、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋を主に伸張させる手技
- 手の置く位置を後頭部→頸椎1〜4番の順に変えることで、ターゲットを変えながら施術できる
- 頭部の向き(屈曲・伸展)によって伸びる筋肉が変わるため、意図を持って角度をコントロールする
- 解剖学的根拠を持つことで、施術の精度とセラピスト自身の自信が高まる
「なぜこの手技をするのか」が分かるようになると、肩こりへのアプローチ全体が変わります。ぜひ今日の内容を実際の施術に落とし込んでみてください。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
