JTTMAコラム

骨のランドマークで施術が変わる 解剖学を“現場で使える知識”にする方法


こんにちは、JTTMAの小澤です。

「解剖学の勉強、何から始めればいいんだろう・・・」そう思ったことはありませんか?
筋肉の名前を覚えること、起始・停止を暗記すること、それ自体が目的になってしまっていませんか?解剖学はあくまで手段です。クライアントの身体をより良くするために、現場でそのまま使える知識として活用してこそ、意味があります。

今日は、解剖学を「現場で使える知識」に変える、もっとも重要な考え方のひとつ【骨のランドマーク】についてお話します。

 

こちらの動画を参考にしてください。

「ランドマーク」とは何か?

ランドマークとは、身体の中で目印になる骨の突起や特徴的な部位のことです。地図で言えば、目立つ建物や交差点のようなもの。

たとえば肩であれば「肩峰」や「肩甲骨下角」、骨盤であれば「坐骨結節」など、身体の各部位にランドマークが存在します。

このランドマークさえ押さえておけば、「筋肉がどこから始まり、どこに付いているか」が自然とイメージできるようになります。起始・停止の暗記が、ただの丸暗記ではなくなるのです。

坐骨結節を起点に、ハムストリングスを理解する

今日特に取り上げたいのが、坐骨結節です。

坐骨の中でも少し膨らんでいるこの部位には、ハムストリングス(もも裏の筋群)が付いています。具体的には以下の3つです。

  • 大腿二頭筋長頭
  • 半腱様筋
  • 半膜様筋

このうち、大腿二頭筋長頭はもも外側を通って腓骨頭へ、半腱様筋・半膜様筋はもも内側を通って脛骨後面や脛骨粗面へと付着します。

つまり坐骨結節は、内側ハムストリングスと外側ハムストリングスの分岐点。ここを起点に、それぞれのラインがどこへ向かうかを頭に描きながら施術することで、アプローチの精度が格段に変わります。

坐骨を起点とした施術の実際

タイ古式マッサージでは、仰向けの状態でセラピストの中足骨頭を坐骨に当て、足裏でもも裏全体を圧していく手技があります。

このとき、足を置く角度を少し変えるだけで、アプローチする筋肉が変わります。

外側ハムストリングスへのアプローチの場合は、足を少し外向きにして坐骨から腓骨頭方向へ圧をかけます。このとき股関節をわずかに外旋誘導しながら圧を入れると、クライアントの身体がぐらつかず安定します。

内側ハムストリングスへのアプローチの場合は、逆につま先を内側に向け、股関節をわずかに内旋させるイメージで圧をかけます。真っ直ぐ圧をかけるとズレてしまいやすいので、この角度の調整が重要です。

坐骨結節の位置をしっかり足先で捉えることができれば、その先のラインが自然と見えてきます。これがランドマークを知ることの最大のメリットです。

ランドマークは「勉強の地図」になる

ランドマークを覚えることには、施術精度を高める以上の効果があります。

坐骨結節から腓骨頭を意識したとき、「じゃあ腓骨頭のさらに先、外側を流れる筋肉は何だろう?」と、自然に次の疑問が生まれます。この連鎖こそが、解剖学の学びを加速させます。

暗記のための解剖学ではなく、施術を通じて「なぜこの筋肉なのか」を考え続けること。ランドマークはその思考の起点になります。

身体にはたくさんのランドマークがあります。調べればすぐに出てきますので、ぜひ今日の坐骨結節を入り口に、少しずつ地図を広げていってみてください。

まとめ

今日お伝えしたことを整理します。

  • 解剖学の勉強は「暗記」ではなく「現場で使える知識」にすることが大切
  • 骨のランドマークを押さえると、筋肉の起始・停止がイメージしやすくなる
  • 坐骨結節は内側・外側ハムストリングスの分岐点であり、もも裏施術の基準点になる
  • 坐骨結節を足先でしっかり捉えることで、アプローチラインが明確になる
  • ランドマーク同士をつなぐことで、解剖学の学びが連鎖的に深まる

ランドマークを知ることは、施術の地図を手に入れることです。ぜひ今日から意識してみてください。

 


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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

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