【手技の質が変わる】施術3選+解説|股関節アプローチ編
こんにちは!JTTMAの小澤です。
「施術中、なんだか身体がしんどくなってしまう」「クライアントの脚をうまくコントロールできない」——そんな悩みを抱えているセラピストの方、意外と多いのではないでしょうか。
実は、ちょっとした脚の誘導の仕方を変えるだけで、施術の質も、そして自分自身の身体の負担も大きく変わってきます。
今回は、股関節へのアプローチを中心に、明日からすぐに使える施術のポイントを3つご紹介します。
こちらの動画を参考にしてください。
脚のコントロールで施術の質が変わる
今日は「手技の質が変わる施術」について、股関節へのアプローチを中心に3つほどご紹介できればと思います。
横向きの姿勢でクライアントの脚を持ち上げて、大腿骨を後ろに引いていくような施術をされる方も多いのではないでしょうか。このとき大切になってくるのが、クライアントの脚をどうコントロールするかという点です。
太ももの下から手を入れて「よいしょ」と持ち上げる形をとっている方もいらっしゃると思います。ただ、そこで一度、施術の完成系に近い形で脚を保持してみることをおすすめしたいんですね。
「よいしょ」ではなく「導く」動きへ
このあと自分がどう動きたいのかを考えてみると、実は自分のお尻自体を動かしたいことに気づきます。正面を向いている状態から、90度ほど横を向きたいという動きですね。
だとすれば、力任せに「よっこらしょ」と持ち上げるのではなく、最初からその方向にクライアントの脚を誘導し、支えてあげる形が自然です。そうすることで、無理なくスッと目的の位置まで持ってくることができます。
反対に「よっこらしょ」というやり方をそのまま続けてしまうと、自分の身体がとてもしんどくなってしまいます。誘導するように動かしてあげることで、自分の身体も楽になりますし、次のフェーズにもつなげやすくなります。
股関節を外転させて外側にアプローチ
そのままクライアントの股関節を外転させながら誘導していくと、お尻の外側にある大腿筋膜張筋や中臀筋へのアプローチにつなげることができます。
ここでのバリエーションとしては、自分の体重をぐっとかけていく方法もありますし、脚で支えながら手も下から添えて、体重移動ではなくクライアントの脚そのものを動かしてあげる方法もあります。動かすことで、結果的に手が太ももの外側やお尻の外側に自然と触れていく形になります。
外回し・内回しのどちらが良いかは、クライアントの身体の癖に合わせて使い分けていただくとよいかと思います。戻してあげながら、この動きを2回続けて行うことも可能です。
内転筋・ふくらはぎ内側へのアプローチ
中臀筋は股関節を外転させたり、片足立位で骨盤を支えたりする役割を持つ筋肉です。そのため、たとえば右側のお尻まわりの筋肉が硬くなることで、左の骨盤が持ち上がりやすくなる、というケースも考えられます。
そしてその結果として、反対側である左の内腿が硬くなってくることもあります。ですので、外側へのアプローチと合わせて、内腿やふくらはぎの内側にも圧をかけていく形で施術を組み立てていくと、より根拠のある流れになっていきます。
もちろん、これを必ず一連の流れで行う必要はありません。今回の考え方を参考にしながら、身体に負担のかからない動き方とあわせて、施術の組み立てに役立てていただければと思います。
なぜ解剖学に基づいた施術が大切なのか
「どうすれば楽に身体を動かせますか?」「腰に負担がかからないようにできますか?」というご質問は、受講生の方からもそれ以外の方からも本当によくいただきます。こうした身体の使い方についても、JTTMAのスクールではお伝えしています。
解剖学と施術を結びつけて、根拠のある施術を行うこと。これはとても大切なポイントです。そして長くセラピストを続けていきたいと考えている方こそ、ご自身の身体を大切にする使い方を学んでいただければと思います。
まとめ
今回は、股関節アプローチを中心に、クライアントの脚をどうコントロールするか、身体に負担をかけない動き方、そして解剖学に基づいた施術の組み立て方についてお伝えしました。
ちょっとした脚の誘導の仕方を変えるだけで、施術の質もセラピスト自身の身体の負担も、大きく変わってきます。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
