JTTMAコラム

【肩が上がらない原因はこれ】インピンジメントの見方と改善アプローチ


こんにちは!JTTMAの小澤です。

腕を上げようとしたときに肩がズキッと痛んだり、途中で引っかかるような感覚があったりするクライアントさん、いらっしゃいませんか?

今日は「インピンジメント」と呼ばれる肩の状態について、セラピスト目線でどうアプローチしていけばいいのかをお話ししていきます。

こちらの動画を参考にしてください。

インピンジメントとは?関係する骨をおさらい

インピンジメントとは、直訳すると「衝突」という意味の言葉です。肩を上げる動作の中で、骨同士や組織がぶつかり合うようなイメージですね。

関係してくる骨は、主に鎖骨・肩甲骨・上腕骨の3つ。この3つの骨がスムーズに連動して動くことで、腕はスッと上がっていきます。逆に言うと、このどこかに動きの制限があると、インピンジメントのような状態につながりやすくなります。

なぜ起こる?考えられる主な原因

インピンジメントが起こる理由は本当にさまざまですが、代表的なものとしては次のようなケースが挙げられます。

  • 後方の筋肉の硬さ:肩の後ろ側が硬くなると、肩が前方に引き出されるような形になり、腕を上げる軸そのものが変わってしまいます。
  • 肩甲骨の動きの乏しさ:本来なら肩甲骨も一緒に動くべきところで動きが出ないと、その分を上腕骨だけが頑張って動こうとしてしまい、負担が集中します。
  • 後方の関節包など組織の硬さ:関節を包む組織のコンディションが硬くなることで、動きの制限につながることもあります。

このように、一つの原因だけでなく、いくつかの要素が重なって起こっていることが多いんですね。

セラピストがまず見るべきポイントは「肩甲骨の動き」

いろいろな原因が考えられる中で、私たちセラピストがまず注目したいのは肩甲骨の動きです。

肩甲骨の動きを引き出しながらバンザイの動作をしてもらい、それだけで痛みが軽くなるクライアントさんもいらっしゃいます。もしそうした変化が見られるなら、肩甲骨へのアプローチが症状の緩和につながる可能性が高いと言えます。

巻き肩とインピンジメントの関係

もう一つ見ておきたいのが「巻き肩」の傾向です。巻き肩の状態のまま腕をぐっと上げていくと、上腕骨の大結節という部分がぶつかりやすくなり、インピンジメントのような状態を引き起こすことがあります。

この場合は、肩が内側に入り込みすぎないよう、外側へ誘導してあげる方向でアプローチするのがポイントです。内旋に関わる筋肉たちをゆるめてあげることで、正しいポジションで腕を上げやすくなります。

また、前腕を外側に回すように誘導したり、指先を外側にやさしく回してあげたりするだけでも、腕が上げやすくなるというクライアントさんもいます。反応の出方は本当に人それぞれなので、いろいろな角度から試してみるのがおすすめです。

タイ古式マッサージでできる2つのアプローチ

では実際に、タイ古式マッサージとして何をしていけばいいのか。大きく分けると2つのアプローチが考えられます。

① 腕の後面から肩甲骨にかけてのライン
腕の後ろ側から肩甲骨にかけてのラインを、しっかりとゆるめてあげます。

② 腕の前面のライン
手のひらから肘の前面を通り、肩の前へと続くラインへのアプローチです。こちらを丁寧に行うことで、腕を外側に回しやすくなるケースも多く見られます。

結局のところ、肩のポジションや内旋・外旋のしやすさによって、鎖骨や肩甲骨の動き方も変わってきます。だからこそ、この部分に丁寧にアプローチしていくことが、インピンジメントと呼ばれる肩の状態を整える一歩になるんですね。

まとめ

肩が上がりにくい、インピンジメントと言われるような状態には、後方の筋肉の硬さ、肩甲骨の動きの乏しさ、巻き肩の傾向など、さまざまな要因が関わっています。

まずは肩甲骨の動きをチェックし、腕の内旋・外旋の動かしやすさを見てあげるだけでも、大きな変化につながることがあります。

今回ご紹介した2つのラインへのアプローチ、ぜひ試してみてください。

 


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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

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