JTTMAコラム

【アナトミートレイン】SFLとは?施術で重要な考え方を解説


こんにちは!JTTMAの小澤です。

今日は、アナトミートレインの中でも「SFL(スーパーフィシャル・フロントライン)」と呼ばれるラインについてお話ししていきたいと思います。

アナトミートレインについてはSNSでもさまざまな情報が出回っていますが、今日はこのSFLの中で特に大事にしてほしい考え方をお伝えしていきます。

 

こちらの動画を参考にしてください。

SFLで本当に大事な考え方とは

よくある説明として、「大腿直筋が縮こまるとそこが引っ張られ、他の部分にも影響が及ぶ」という話があります。これはアナトミートレインでよく語られる内容ですが、僕が特に大事だと思っているのは、それぞれの張力バランスが適切に保たれているかどうかという点です。

どこかが硬くなっているからといって、他の部分がそのまま歪んでしまうかというと、実際にはそこまで単純に引っ張られるケースは多くありません。むしろ、引っ張られることで別の部位にたわみが生じたり、何らかの不調が現れたりするケースの方が多いように感じます。

このような前提でアプローチを考えていくことが大切です。

SFLのライン構成

SFLは足先から始まり、足の背面を通って前脛骨筋、大腿直筋へとつながります。ここで一度区切られ、腹直筋、胸骨筋などを通って胸鎖乳突筋から前頭部へ、そして後頭部へと走っていく流れになっています。

上半身と下半身でつながりが一度切れる構造になっているため、完璧な理論というわけではありませんが、こうしたラインがあるということを踏まえておきましょう。

こちら側の筋肉が硬くなってくると、身体は前側に引っ張られるような形になっていきます。股関節が曲がり、膝が伸び、足首が上がってくる。そういった使われ方をするラインです。

実際のアプローチ方法

今日は上半身に対して、次の2点にアプローチしていきます。

  • 胸を開くアプローチ
  • 胸鎖乳突筋から後頭部へのアプローチ

胸を開くアプローチ

クライアントに仰向けで寝ていただいた状態から、クライアントの背中側に自分の足を差し込みます。頭部を持ち上げ、自分の前腕で支える形を取りましょう。

その状態でもう片方の手も少しずつ潜り込ませるようにポジションを作っていきます。前腕を足に当てながら支点を作ることで、無理なく足を入れることができます。極端な体格差がある場合は別ですが、まずはこのポジションをつくることを意識してください。

このとき、クライアントに違和感の有無を確認しながら進めることが大切です。足の親指が肩甲骨と肩甲骨の間に入る位置を目安にしましょう。

この状態で自分の足を上に持ち上げると、胸椎を伸展方向に誘導できます。この誘導を維持しながら、クライアントの顎先を軽く持ち上げ、顎を引きながら頭部を下ろしていく動作を繰り返します。

ここでのポイントは、手だけでコントロールするのではなく、自分の身体全体でコントロールすることです。この動きを続けることで、胸鎖乳突筋や胸部周囲の筋肉が同時に緩んできます。

前頭部〜後頭部へのアプローチ

続いて、前頭部から後頭部へのアプローチに移ります。位置を見やすくするため、片足を外します。

後頭部に手を入れ、僧帽筋や胸鎖乳突筋の起始・停止部にしっかりとアプローチしてほぐしを入れていきます。そのままヘッドマッサージへ移行するのも効果的です。前頭部から後頭部まで、一連の流れでアプローチできるのがこの方法の良いところです。

この流れの中で、張力にバランスの崩れが見られる場合は、腹部や大腿部前面、脛骨部前面などにもアプローチを加えていきましょう。

まとめ

今日はアナトミートレインのSFLについて、考え方から実際のアプローチ方法までお話ししました。

アナトミートレインは面白い理論ですが、筋膜に関するエビデンスは他にもさまざまあるため、あくまで一つの指標として活用していくことが大切です。

それぞれの張力バランスを丁寧に見極めながら、施術に取り入れてみてください。


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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

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