【JTTMA】9割が勘違い。ももの前が張る原因は「膝の使い方」
こんにちは!JTTMAの小澤です。
太ももの前をほぐしても、すぐ元に戻ってしまう。そんなお客様はいらっしゃいませんか?
施術はきちんとできているのに張りが戻ってしまう場合、原因の多くはお客様の日常生活にあります。解剖学的に考えると、ここは私たちセラピストの弱点が出やすいところでもあるんです。
今日は、太ももの前が張る原因と、その改善のポイントになる「身体の使い方」についてお話ししていきます。
こちらの動画を参考にしてください。
太ももの前が張る原因は「膝優位」の動き
太ももの前がとにかく張ってしまうお客様には、膝優位で動いてしまう方が多くいらっしゃいます。
たとえば、こんな動きのクセです。
- しゃがむとき:膝からしゃがんでしまうので、太ももの前を常に使う形になる
- 階段を降りるとき:膝の関節でぐっとブレーキをかけるので、太ももの前がブレーキ役としてたくさん使われる
- 歩くとき:歩くときでさえ、太ももの前でブレーキをかけてしまっている
こうした動きが積み重なった結果が「張り」なんですね。
ですから、ほぐすだけでは足りません。ブレーキをかけてしまう身体の使い方のクセを修正しない限り、症状は改善しないのです。
セラピストの方でも「自分の太ももの前が張っている」という方がいらっしゃると思います。その場合も、このパターンにあてはまることがとても多いです。
股関節と足関節の可動性を上げる
では、どうすればよいのでしょうか?
ポイントは股関節をメインで使うこと、そして足関節です。この二つの可動性を上げて、しっかり動かしていくことが大切です。
今日は股関節に焦点を当ててお話しします。
スクワットで太ももの前に効いてしまう方は、股関節の最初の動作である「屈曲」が入っていないことがよくあります。股関節が曲がらないので膝が前に出てしまい、太ももの前に力が入ってしまうんですね。
そこで、まずは股関節だけを独立して動かす練習をしていきましょう。
ヒップヒンジで股関節の使い方を覚える
おすすめなのが、お辞儀をするようなエクササイズ「ヒップヒンジ」です。
動きのポイントは次のとおりです。
- 膝は自分から曲げようとしない
- 膝下(脛骨)が床と垂直になるように保つ
- 脛骨の上で、大腿骨が後ろに倒れていくイメージで動く
- お尻を後ろに突き出しながら股関節を引き込むと、膝も自然と曲がってくる
この動かし方をまず覚えることが大切です。
股関節が動き、それに合わせて膝も曲がってくる。こうすると股関節で身体を支えられるので、太ももの前に極端に力が入ることがなくなっていきます。
どこを優位に使うのか、どのように身体を動かしていくのか。ここを身につけることが、張りを繰り返さないための大事なポイントです。
ヒップヒンジのやり方をおさらい
最後にもう一度、やり方をお伝えしておきますね。
- 膝下を床と垂直にする
- 脚の付け根(いわゆるコマネチのライン)の真ん中あたりを、後ろに押し込むようにする
- 姿勢が崩れないように、身体を前に倒していく
- 太ももの裏に張りを感じたら、そこで戻る
深くまで倒せなくても大丈夫です。太ももの裏の張りを感じたところで、まずは戻ってきてください。
これを動きのクセとして身につけていきましょう。
また、セラピストの方にとっても、前後の体重移動をするときにこの股関節の屈伸を使って施術することは、とても大事なポイントになります。ぜひヒップヒンジを取り入れてみてください。
まとめ
今日は施術そのものではなく、「身体の使い方」についてお話ししました。
- 太ももの前の張りが戻る原因は、膝優位の身体の使い方にあることが多い
- ほぐすだけでなく、ブレーキをかける動きのクセを修正することが大切
- 股関節と足関節の可動性を上げ、股関節をメインで使う
- ヒップヒンジで、股関節から動く感覚を身につける
セラピストとして技術を上げること、知識を増やすことはもちろん大前提です。ただ、施術の知識だけでは対応しきれない部分がある、と知っておくこともとても大切です。
身体の動かし方を一つひとつ知っていくと、お客様へのアドバイスも変わってきます。ぜひ余裕のあるときに、こうした分野の勉強も増やしていってくださいね。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
