JTTMAコラム

【腰まわり施術】 大殿筋・梨状筋への安全なアプローチ方法|仙結節靭帯を含めた解剖学的ポイント


こんにちは、JTTMAの小澤です。

腰まわりの張りや痛みを訴えるクライアントに対して、どこにアプローチすれば良いか、迷ったことはありませんか?

今回は、お尻まわりの施術でとくに重要な大殿筋・仙結節靭帯・梨状筋への安全なアプローチ方法を、解剖学的なポイントとともにご紹介します。

 

こちらの動画を参考にしてください。

大殿筋の起始・停止を正確に把握する

大殿筋は、以下の部位から起始します。

  • 腸骨稜
  • PSIS(上後腸骨棘)
  • 仙骨外側
  • 尾骨外側

そして、大腿骨の殿筋粗面に停止します。

解剖学の教科書を見れば、尾骨や仙骨まわりへの付着は視覚的にもイメージしやすいはずです。しかしそれだけでなく、見落とされがちな重要な付着部がもう一か所あります。

 

仙結節靭帯への付着という見落としやすいポイント

大殿筋は、仙骨と坐骨を結ぶ「仙結節靭帯」にも付着していると言われています。

この仙結節靭帯の周辺は非常に硬くなりやすい部位です。坐骨結節と仙骨の間のくぼみ、ここへのアプローチがお尻まわりの施術における重要なポイントになります。

また、アナトミートレインの観点からもこの部位はつながりのある場所であり、タイ古式マッサージの「SENのエネルギーライン」においても関わりのある領域です。解剖学的な根拠とエネルギー的な視点の両面からアプローチできる、非常に意味のある部位と言えます。

 

タイ古式ならではの前腕アプローチ

クライアントの足元に座り、まず腓腹筋、次にハムストリングスへとアプローチします。そこからクライアントの脚を外側に開かせる(カエルのポジション)ことで、坐骨と仙骨の間のくぼみに自分の前腕を十字に当てることができます。

これがタイ古式マッサージならではの流れを活かした、お尻まわりへのアプローチです。

ここで注意したいのが、尺骨(骨の出っ張り)がクライアントの骨に直接当たらないようにすること。前腕の付け根に近い柔らかい部分を使って、圧をかけましょう。

クライアントの骨格によっては前腕が入りきらない場合もあります。そのときは拇指を使って、坐骨のくぼみを縫うように指を入れるアプローチに切り替えてください。

 

大殿筋から梨状筋へ——深度を使い分ける

仙結節靭帯のくぼみへのアプローチは比較的浅い層へのアプローチです。

一方、梨状筋は「大転子」から「仙骨の前面」についてくる筋肉で、この仙結節靭帯のラインとほぼ平行に走っています。梨状筋は坐骨神経痛の原因筋としても知られており、深部にあるため、アプローチには段階が必要です。

具体的には:

  1. まず表層の大殿筋を捉える
  2. そこからじわーっと奥へ圧を送り込む
  3. 深部の梨状筋まで届かせる

この「浅い層→深い層」という段階的なアプローチが、梨状筋への安全な施術のカギです。

 

まとめ

今回のポイントを整理します。

  • 大殿筋は仙結節靭帯にも付着しており、坐骨・仙骨間のくぼみへのアプローチが重要
  • 前腕を使ったタイ古式のアプローチで、大殿筋と仙結節靭帯に効果的に働きかけられる
  • 骨格によっては拇指に切り替えて対応する
  • 梨状筋へは、大殿筋を捉えてから深部へじわりと圧を送る段階的なアプローチを心がける

大殿筋・梨状筋へのアプローチを丁寧に行うことで、股関節の可動性向上・骨盤まわりの動きの改善・腰椎との連動性の回復につながり、腰まわりの張りや痛みが緩和されるクライアントも多くいらっしゃいます。

起始・停止と靭帯の付着部をしっかり頭に入れた上で、ぜひ施術に応用してみてください。

 


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