足首が硬い原因|背屈できない本当の理由は距骨の動きにあります
こんにちは!JTTMAの小澤です。
今日は足関節についてお話をしていきたいと思います。
「足首が硬い」というお悩みは、施術をしていると本当によく耳にしますよね。ふくらはぎのストレッチをしっかり行っているのに、なかなかクライアントの背屈が改善しない・・・そんな経験はありませんか?実はその背景には、筋肉の柔軟性だけでは説明できない、関節そのものの動きの問題が隠れていることが多いんです。
今日はその原因と、タイ古式マッサージの施術への活かし方についてお伝えしていきます。
こちらの動画を参考にしてください。
足関節を構成する2つの関節
まず覚えておきたいのが、足関節には2つの関節があるということです。
- 距腿関節:脛骨・腓骨(下腿の骨)と距骨で構成される関節
- 距骨下関節:距骨と踵骨で構成される関節
今日お話ししたい底屈・背屈(つま先を持ち上げる・伸ばす動き)を担っているのは、このうち距腿関節です。
「ふくらはぎが硬いから」だけでは説明できない
クライアントから「足首が硬いんです」と相談されたとき、多くの場合ふくらはぎのストレッチを提案すると思います。もちろんそれも大切なのですが、実際には関節そのものの動きにエラーが起きているケースがとても多くあります。
背屈をする際、距骨はわずかに奥(内側)へ滑り込むように動きます。この「滑り込み」がうまく起こらないと、骨同士がぶつかるような形になり、背屈が制限されてしまうんですね。
背屈制限の原因はさまざまですが、セラピストが距骨の動きを誘導してあげるだけで、動きが良くなるクライアントもいらっしゃいます。
タイ古式マッサージの施術に応用する
タイ古式マッサージには、クライアントのかかとをお尻の方へ近づけながら大腿骨を手前に引く、という施術があります。
ただ、身体が硬く奥まで動きが入らないクライアントもいらっしゃいます。そのようなときは、距骨(脛骨・腓骨とその下の間)を押し込みながら誘導してあげると、距骨の滑り込みをしっかり利用しながらヒラメ筋のストレッチを行うことができます。
引く動作が苦手な場合は、肘(前腕)で支える形でストレッチすることもできますし、体格が小さくクライアントに手が届きにくい場合は、立った状態で大腿骨を手前に引き込むようにして押し込んでいく方法もあります。
「筋肉」ではなく「骨」が動いている
「どこどこの筋肉が硬いから関節が動かない」という説明だけで終わらせず、関節の動きそのものを理解し、骨の動きを引き出してあげることは、施術においてとても大切なポイントです。
僕らはつい「筋肉が縮む・伸びる」という話をしがちですが、実際に動いているのは骨です。関節の動きも同じで、動くのは骨。その骨を動かしているのが筋肉である、という順番なんですね。
「骨にどう動いてほしいのか」という視点を身体にインプットしていく。このような視点で解剖学を学んでいくと、クライアントの身体にも変化が出やすくなりますし、解剖学の勉強自体もより楽しく感じられるはずです。
まとめ
足首の背屈制限は、ふくらはぎの柔軟性だけでなく、距骨の「滑り込み」という関節の動きにも大きく関わっています。筋肉だけでなく骨の動きに着目することで、クライアントの身体により自然な変化を引き出せるようになります。
ぜひこの視点を持って、日々の施術や解剖学の学びに取り入れてみてください。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
